長谷川誠[新潟アルビレックスBB]

伊代吉

2007年03月02日 23:21

まっちょのブログ「M」って、昨夜気付いたんだけど2月入ってからこっち、毎週金曜日に更新してるんだよね。週刊まっちょを謳ってるのは伊達じゃないね。「僕B型だから」とか以前言ってたような気がするけど、結構几帳面だよね。俺もB型なんだけどさ。聞いてないって?はいはい、んじゃ本題入りますね。


いよいよ明日、豊前にて新潟アルビレックスBBを迎え撃ちますね。
んで、知ってる人にはいまさらな話だけど、一人の選手を紹介しとこうと思います。
ご存知、長谷川誠、日本プロバスケの偉大なる草分けの存在。
知らないなあって人は是非読んで欲しいです。
(mixiからの転載だけど手抜き言うな。一応加筆しちょります)
正直なとこ、俺もミーハーのはしくれとして、この選手知ったのはつい最近になってからなんですよ。
ようやくヒーデビ以外の選手に目を向けだしたところ、すごい人が居るんだって腰抜かした次第です。
俺は余りにものを知らないとゆーか、俺みたいなのが一般的日本人なのだろう(日本におけるバスケってまだそんなもんって意味でね)。
だから、bjやバスケに詳しい人以外のみなさんに是非知って欲しい。
バスケはヒートデビルズやマイケル・ジョーダンや田臥勇太だけじゃないんだよ。うん。


#4 長谷川誠
ポジション:ポイントガード PG
186cm/85kg
秋田県出身
1971年4月2日生まれ

まさに生きる伝説。
彼なくして田臥勇太は語れない(某関係者にこう言ったら「日本バスケも語れないよ」と指摘された)。
この人の足跡はまさに日本プロバスケそのものなのだ。
1971年、秋田県に生を受けた長谷川は、地元・高校バスケ界の雄、能代工業に入学。1年からレギュラー入りし、高校三冠を獲得する。日本大学に進学、ここでも大学三冠。
1994年、松下電器入社。日本リーグ新人王&MVP同時獲得。
翌年、福岡ユニバーシアード大会で、日本を国際大会での最高成績である準優勝に導く。
1997年、外山英明とともに日本人初のプロバスケットボール選手となる。
2000年、米国独立リーグABAのサンディエゴ・ワイルドファイヤに移籍。日本人初の海外プロリーグ選手となる。
帰国後、名門いすゞ自動車を経て新潟アルビレックスBBに入団した。
9つ年下にあたる田臥勇太は神奈川県出身だが、長谷川と同じ能代工業に進み、長谷川がなし得なかった三年連続三冠(九冠)を達成、日本人初のNBA選手となった。
wikipedia

ざっと略歴を見ただけですごい人なわけだ。
俺は何を見ていたのか。
長谷川選手は一度大分で見てるわけだけど、実は俺が初めて見たbjリーグの試合であり、初めてなくせに、なんだか既視感に襲われたのを覚えているんだよね。なんのことはない、長谷川選手は以前にテレビ番組である「筋肉番付」に出演したことがある全国区の顔だったのであった。
あのヒゲ面は印象残るわな笑。
BS日テレで長谷川誠特集ってのを見る機会に恵まれてですね。
(地デジ見れない伊代吉がなんで?とかは聞かないで欲しい)
とにかくね、本当にプロフェッショナル意識の高い人なんですよ。
バスケットボールに対し物凄くストイック。
bjリーガーになって、長谷川は年俸が最も多かった頃の6分の1に減ってしまった(サラリーキャップ制の為)。
しかし長谷川は屁とも思っていない。
「バスケットで大金もらおうとは思っていない」
「バスケットで生活できればいい」
年俸何億というプロ野球界を見慣れてると、なんと夢の無いと見受けられるかもしれない。
しかし長谷川という大御所のこの姿勢が、後進を勇気付けているんだよね。
大阪・仲村や高松・中川のような有望選手がbjに入ったのも、長谷川の存在が大きいかもしれないよね。
また、アウェイ戦に行くのもバスに長時間揺られての遠征。
その状況にも前向きだ。
「今の状況は最低だよね。でもこの経験が必ず将来役立つよ」
宿泊先のホテルに着いたら若手選手と同じテーブルを囲む。
夜の街に飲みに出歩くなんてしない。
試合に向けて万全の体制作り。
それは一番にファンの為だという。
「せっかく見に来てくれたファンにいいもの見せたいよね」

長谷川がいた時代のJBLは企業クラブの対戦ということもあって、一般ファンへのサービスなんてのはなかった(今は違うよ)。所属する会社の社員であり、会社の偉い人に挨拶に行くくらい。
日本人として真っ先にプロバスケプレイヤーとなった長谷川こそが、一般客へのファンサービス意識を持った第一人者なんだね。今でこそ多くのbjリーガーがブースターに対し素晴らしい対応を見せていますが、それらはこの長谷川が真っ先に始めたと言っても過言じゃないわけだ。
「コンビニに行ってて声を掛けられるんだよ」
と、嬉しそうに言う長谷川。
俺なら怖くて畏れ多くて声掛けるなどできないぞ!

日本バスケットボール協会(JABBA)とbjリーグの溝は浅くは無いが、長谷川は希望を持っている。
「JBLしかなかった時代より若い人は選択肢増えたんですよ」
そしてその長谷川の目標は"アジアで優勝"すること。
日本バスケのレベルアップをコートの中から誰よりも望んでいるわけだね。
JABBAもbj側へ多少は歩み寄り、bjリーガーの日本代表入りも形式上は道が開かれた。
形式だけでなく、本気でbjリーガーも選考して欲しいとこだよね。

「1年でも長くバスケがしたい。それには今なにをすべきかってことだね」



そんなわけで、こんな凄い選手が明日明後日、大分のホーム会場に来るんです(豊前だけど)。
ミーハー伊代吉、長谷川選手の動きは予備知識無しでしか見たことないんだよね。
一度だけ別府アリーナで会ってるんだけど、その時は廣瀬ヘッドコーチのインパクトのほうが大きくて(笑)覚えていない。つーか、見る目なかったし。今も無いけど。
こんなすごい人、まだ現役なんである。
明日からの豊前市民体育館。
長谷川選手の年齢を考えれば、現役姿を見れるのはもう5年もないかもしれない。
いや、もしかしたらこれだけの人だ、もうちょっといくかもしれないが、とにかく故障ないよう祈りつつ、偉大なスポーツ選手への敬意を表して迎えたいと思います。
(勢い余ってmixiで「長谷川誠コミュニティ」作ってしまったことはナイショだ!ナイショになってないけど!)
関連記事